晋栄福祉会

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2022.03.08

保育

絵本から広がる保育

川面ちどり保育園

 子ども達は毎日たくさんの絵本と出会っています。自分で読んだり、お家の方や保育士に読んでもらったり・・・。子ども達は大好きな大人に、自分の好きな絵本を読んでもらうことをとても楽しみにしているんです。

 兵庫県宝塚市 川面ちどり保育園では、絵本や子どものつぶやきをきっかけに保育を進めています。「制作」や「描画」「表現」など、日々の保育や行事を子ども達の「大好き!」を中心に構成しています。例えば、魚の絵本や図鑑をよく見ていたクラスは、廊下にジャンボロール紙を敷き、それを川に見立てて魚スタンプで遊んだり、『おたまじゃくしの101ちゃん』を読んだ後には、折り紙やお絵描き、粘土遊びに繋がります。中には本当に101匹のおたまじゃくしを描き、「先生、数えてみて!」と見せにくる子も・・・。(101匹数えるのはなかなか大変でした。)

 いずれも子どもの「好き!」「やってみたい!」が活動のきかっけになっています。

 子ども達は、“絵本の世界”(ファンタジーの世界)でしか体験できない事を、絵本の主人公になったつもりで、現実の世界と行き来しています。ピーターパンのお話をご存じですか。本当の世界が見えていないのは果たして大人か、子どもか、どちらでしょう? 確かに言えるのは、“それ”ができるのは多くの人にとって、子どもの間だけ、ということです。この限られた貴重な時間に、できるだけ子どもたちに、いっぱい絵本の世界を体験させてあげたい。

 これからも、子どもたちがどんな事に興味を持っているか敏感に感じ取り、“絵本の世界”が身近に感じられるきっかけを作ってあげれるよう、アンテナを張り巡らせて行こうと思います。

※おたまじゃくしの101ちゃん 作・絵 かこさとし 偕成社

※出典:Chidori14号 くんがいしょう川面ちどり保育園記事(広報委員会編集)

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