2026.09.14
介護関連
ケアマネージャーの年収はどのくらい?多職種との比較や収入アップの方法を紹介

介護の現場で経験を積むほど、次のキャリアについて考える方も多いでしょう。とくに「ケアマネージャーになったら、年収はどのくらい変わるのだろう」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ケアマネージャーの平均年収を勤務形態別に紹介したうえで、ほかの介護系職種との比較や、収入をアップさせる具体的な方法、そして将来性まで、順を追ってわかりやすく解説します。今の職場に不安を感じている方も、資格取得を迷っている方も、これからのキャリアを考えるヒントにしてください。
ケアマネージャーの平均年収
まず気になる結論からお伝えすると、ケアマネージャーの平均年収は介護業界のなかでも高い水準にあります。厚生労働省の調査によると、ケアマネージャーの平均年収は441.3万円です。
また、ケアマネージャーが活躍する事業所は全国に広がっていますが、都市部では地域区分単価が高く設定されているため、地域によってはこの平均額よりもさらに高い水準になる可能性があります。大阪・兵庫・奈良などの都市部を中心に事業展開する法人で働く場合、こうした地域特性も収入アップの後押しになるでしょう。
フルタイム勤務の場合の平均年収
ケアマネージャーの平均年収は441.3万円で、内訳は月収30.9万円、賞与70.4万円となっています。ここから税金や社会保険料が差し引かれるため、実際の手取り額は25万円から26万円程度になることが多いようです。
なお、年収の金額は集計方法や対象事業所によって幅が出ることがあります。この記事では厚生労働省の統計に基づく目安として紹介しているため、実際の給与は勤務先の規模や地域、経験年数などによって異なります。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「介護支援専門員/ケアマネジャー」
非常勤の場合の平均年収
子育てや介護など、家庭の事情に合わせて非常勤で働くケアマネージャーも少なくありません。非常勤の場合は月給制で働くケースが多く、平均月給はおよそ23.3万円というデータがあります。
ここでいう非常勤とは、時給制のパート勤務とは異なり、月給で雇用契約を結ぶ働き方を指します。フルタイムほどの収入は見込めないものの、勤務時間や日数を調整しやすい傾向にあります。ライフステージの変化に合わせて働き方を選べるのが、ケアマネージャーという資格の強みといえます。
出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 第70表」
出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」
パートの場合の平均時給
時給制で働くパートのケアマネージャーの平均時給は1,675円です。同じ介護分野で働く介護職員の平均時給が1,542円程度であることを踏まえると、専門資格を持つケアマネージャーは時給の面でも優位性があるとわかります。
パートの時給については、ソースによって数値に幅があります。この記事では、最新の令和6年度調査の数値を基準としています。勤務先によって条件は異なるため、実際に働く事業所の求人情報もあわせて確認するとよいでしょう。
施設ケアマネージャーと居宅ケアマネージャーの収入差
ケアマネージャーの働き方は、大きく施設ケアマネージャーと居宅ケアマネージャーに分かれます。施設ケアマネージャーは、介護職との兼務や夜勤、各種手当などによって、居宅ケアマネージャーより収入が高くなる場合があります。
「高収入のためには身体的な負担が増えるのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。この点、社会福祉法人晋栄福祉会では、持ち上げない介護を徹底するノーリフティングポリシーを取り入れており、施設で働く場合でも身体的な負担を抑えながら収入アップを目指せる環境が整っています。
腰痛や慢性的な疲労が気になる方にとっても、心強い選択肢になるはずです。
【補足】ケアマネージャーの報酬の仕組み
ケアマネージャーの給与は、国や自治体から事業所に支払われる「介護報酬」や「各種委託料」が主な原資です。ケアマネジメントにかかる費用は全額が保険給付でまかなわれるため、利用者の自己負担がなく、給与の原資が比較的安定しているという特徴があります。
一方で、ケアマネージャーがひとりで担当できる利用者数には上限が設けられており、担当件数が増えるほど一件あたりの報酬が下がる逓減制という仕組みがあります。これは、ケアマネージャーが少人数の利用者に丁寧に向き合えるようにするための制度でもあります。
なお、2026年6月の介護報酬改定により、これまで対象外とされていた居宅介護支援・介護予防支援にも介護職員等処遇改善加算が新設され、ケアマネージャーも処遇改善加算の対象に加わりました。加算率は2.1%で、月額7,000円から10,000円程度、年収換算で8万円から12万円程度の賃上げが見込まれています。
これにより、ケアマネージャーの給与水準は今後さらに底上げされていくと考えられます。
出典:厚生労働省「介護保険最新情報 Vol.1479 令和8年3月13日」
ケアマネージャーとほかの介護系職種の年収比較
ケアマネージャーの平均年収は441.3万円で、内訳は月収30.9万円、賞与70.4万円となっています。ここから税金や社会保険料が差し引かれるため、実際の手取り額は25万円から26万円程度になることが多いようです。
なお、年収の金額は集計方法や対象事業所によって幅が出ることがあります。この記事では厚生労働省の統計に基づく目安として紹介しているため、実際の給与は勤務先の規模や地域、経験年数などによって異なります。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「介護支援専門員/ケアマネジャー」
ケアマネージャーが年収を上げるためのポイント
ケアマネージャーの年収は、勤務先や役職、勤務形態などによって変わります。ここでは、収入アップにつながる5つの方法を紹介します。
経験年数を重ねて昇給を目指す
着実な方法は、同じ職場で経験を重ねることです。勤続15年以上のケアマネージャーは年収450万円を超える傾向があり、長く働き続けることが安定した昇給につながっています。
「長く働ける環境」を重視するのであれば、複数の事業所を広域で展開する大規模な法人は選択肢のひとつになります。安定した経営基盤のもとで、着実な昇給モデルが用意されているケースが多いためです。
介護福祉士と兼任する
施設で働くケアマネージャーの場合、介護福祉士としての現場業務や夜勤を兼務することで、手当を得られることがあります。収入を優先したい時期にはひとつの選択肢となりますが、ワークライフバランスを重視する場合は、必ずしも夜勤を前提にする必要はありません。
ライフステージに応じて、兼務の有無を柔軟に選べる職場かどうかも確認しておくとよいでしょう。
主任や管理職などの役職に就く
主任ケアマネージャーや管理者といった役職に就くことで、50万円以上の年収アップが期待できます。役職に就くためには一定の実務経験に加え、主任介護支援専門員研修などの受講が必要になるのが一般的です。
社会福祉法人晋栄福祉会では、グレードアップ研修や資格取得支援制度を用意しており、働きながらでも着実にキャリアアップを目指せる体制が整っています。こうした法人のバックアップがあれば、資格取得や研修受講にかかる負担も軽くなり、収入アップへの道のりがより現実的なものになるでしょう。
独立型ケアマネージャーになる
一定の実務経験を積んだあとは、独立して居宅介護支援事業所を開業するという道もあります。事業を軌道に乗せることができれば、年収1,000万円を目指すことも可能とされていますが、実際の収入は経営状況によって大きく左右されます。
その一方で、事務作業や営業活動もすべて自分で担う必要があり、安定した収入を重視する方にとってはリスクの大きい選択肢でもあります。「ワークライフバランス」や「安定」を重視するのであれば、事業所に勤務する場合との違いを比較して検討することが大切です。
より良い条件の事業所へ転職する
同じケアマネージャーの資格を持っていても、法人の規模や経営状況によって待遇は大きく異なります。基本給や手当、賞与、昇給制度が充実した事業所であれば、今の収入だけでなく将来の年収アップにもつながります。
株式会社NEXERと社会福祉法人晋栄福祉会が共同で行ったアンケート調査(2026年4月2日~4月6日、介護職経験者の全国の男女50名、インターネット調査)では「介護職に就く際のイメージ・重視ポイントとスキルアップ・研修に関するアンケート」によると、就職先を選ぶ際に給与面をもっとも重視した人は全体の18%でした。
給与だけがすべてではないものの、職場選びの判断材料のひとつとして、福利厚生やIT機器の導入状況を確認しておくことをおすすめします。見守りシステムなどの導入が進んでいる職場であれば、身体的な負担を抑えながら長く働き続けやすく、結果として長期的な収入の安定にもつながるでしょう。
アンケート引用元:晋栄コラム「介護職の就職先選び 重視したこと1位は職場の雰囲気」
ケアマネージャーの将来性
これから資格を取得しようか迷っている方にとって、将来性は気になるポイントのひとつでしょう。総務省の調査によると、日本の高齢者人口は今後も増え続けると見込まれており、2040年に向けて介護職を担う人材の不足がさらに深刻になると考えられています。
高齢化が進むほど、利用者一人ひとりに合わせた介護サービスを調整するケアマネージャーの役割は欠かせないため、長く続けられる職種といえるでしょう。
こうした状況のなか、社会福祉法人晋栄福祉会ではグローバル人材の雇用など、人材確保に向けた取り組みを積極的に進めています。今後も必要とされ続ける法人で働くことは、ケアマネージャー自身のキャリアの安定にもつながっていくはずです。
出典:総務省「統計からみた我が国の高齢者(令和7年9月14日)」
ケアマネージャーになる方法
ケアマネージャーになるには、介護福祉士など一定の資格・実務経験の要件を満たしたうえで、5年以上の実務経験を積む必要があります。その後、都道府県が実施する介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を修了することで、ケアマネージャーとして登録できるようになります。
この試験の合格率は年度によって変動しますが、20%前後となることが多く、決して簡単な道のりではありません。しかし、社会福祉法人晋栄福祉会では、未経験からケアマネージャーを目指す職員に対して、研修や費用の面で全面的にサポートする体制を整えています。
独学で試験対策を進めるだけでなく、法人のサポートを受けながら資格取得を目指すことも、キャリアアップへの一歩となるでしょう。
まとめ
ここまで、ケアマネージャーの平均年収や、ほかの介護系職種との比較、収入を上げるための具体的な方法、そして将来性について紹介してきました。ケアマネージャーは介護業界のなかでも収入水準が高く、経験や役職によって着実に年収を伸ばしていける職種です。
とくに、しっかりとした教育制度が整った大規模な法人であれば、制度を活用しながらキャリアを積み、収入アップと身体的な負担の軽減を両立させることも可能になります。
社会福祉法人晋栄福祉会は「DO FOR OTHERS」という理念のもと、地域とともに自分自身の幸福も追求できる環境づくりに力を入れています。 家族との時間と、安定した収入の両立を目指す方は、職場見学やエントリーを通じて、実際の職場の雰囲気を確かめてみてはいかがでしょうか。
社会福祉法人晋栄福祉会では、介護職の求人を受け付けております。
資格取得のための学費支援やバックアップ体制が整っていますので、ぜひお問い合わせください。



