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2026.05.26

介護関連

介護福祉士の仕事内容|施設ごとの違いや1日の流れ・資格取得の方法を解説

介護福祉士の仕事に興味はあるものの、具体的な業務内容や日々の流れをイメージできず、不安を感じていませんか。介護の仕事には「大変そう」「専門知識が必要そう」というイメージがあります。しかし、実際は専門知識と技術を活かし、利用者の暮らしを支えるやりがいのある仕事です。

この記事では、介護福祉士の具体的な仕事内容、施設ごとの役割の違い、1日の流れ、資格取得の方法を解説します。

そもそも介護福祉士とは

介護福祉士は「社会福祉士及び介護福祉士法」にもとづく国家資格です。身体上または精神上の障害により日常生活を営むのに支障がある方に対し、専門知識と技術をもって介護を行います。本人やその介護者に介護指導を行うことも、介護福祉士の役割です。
介護に関わる資格のなかで唯一の国家資格であり、年1回実施される国家試験に合格し、所定の登録手続きを経て取得できます。
介護福祉士は、利用者一人ひとりの心身の状況を把握し、自立した生活を送れるよう適切なサービスを提供します。また、現場ではチームリーダーとしての役割も期待され、介護職員への指導や多職種との連携において中心的な存在となります。
出典:e-Gov法令検索「社会福祉士及び介護福祉士法 第2条第2項」

介護福祉士と介護士の違い

介護福祉士介護士の違いは、資格の有無にあります。

介護福祉士は国家資格であり「介護福祉士」の名称を使用できるのは資格取得者のみです。一方、介護士やホームヘルパーは、資格がなくても介護業務に従事している方を指す一般的な職種名です。業務内容に大きな差はありませんが、介護福祉士には専門知識と技術が認められています。そのため、現場ではリーダーや指導者としての役割を担う機会が多くなります。

また、資格手当や処遇改善加算の対象となり、給与面でも優遇されるのが一般的です。

介護福祉士の主な仕事内容

株式会社NEXERと社会福祉法人晋栄福祉会が2026年4月に実施したアンケート調査では、介護職経験者50名に「介護職に就く前、どのようなイメージを持っていましたか?」と質問しました。その結果「大変そう」と答えた方が32.0%で「専門知識や技術が必要そう」と答えた方が20.0%でした。

その理由としては「メディアなどで否定的に報道されることが多いから」「学生時代で何も学んでおらず、漠然とした印象を持っていた」「人手不足で勤務が大変なので」といった声が寄せられています。

しかし、実際には専門知識や技術を活かすことで、利用者にも介護者にも負担の少ないケアを実現できます。「大変そう」「専門知識や技術が必要そう」といったイメージを持たれやすい介護の仕事ですが、実際にはどのような業務を行うのでしょうか。

ここからは、介護福祉士の主な仕事内容をひとつずつ見ていきます。

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身体介護

身体介護とは、利用者の身体に直接触れて行う介助サービス全般を指します。具体的には、食事介助、入浴介助、更衣介助、体位変換、移乗介助、外出介助、服薬介助などがあります。

これらの介助は、利用者が日常生活を安全かつ快適に送るために欠かせません。ただし、すべてを代行するわけではありません。利用者が自分でできることは見守り、難しい部分だけを支援することで、尊厳を守りながら生活の質を高めます。

業務ごとに例を見てみましょう。

  • 食事介助:利用者の嚥下状態や食べるペースに合わせ、適切なタイミングでサポートする
  • 入浴介助:安全に配慮しながら、リラックスして入浴できる環境を整える
  • 移乗介助:ベッドから車椅子へ、車椅子から椅子へといった移動を、利用者の残存能力を活かしながら支援する

社会福祉法人晋栄福祉会では、ノーリフティングポリシーにもとづくケアを実践しています。リフトやスライディングシートなどの福祉用具を活用し、利用者にも職員にも優しい介護を目指しています。 身体的な負担を軽減することで、職員は長く安心して働き続けやすくなります。利用者にとっても、安全で快適なケアを受けられる環境につながります。

生活援助

生活援助は、利用者が自分で行うことが難しい家事全般をサポートする業務です。具体的には、掃除、洗濯、調理、買い物、ゴミ出しなどがあります。

生活援助の目的は、単に家事を代行することではありません。利用者ができることは自分で行い、難しい部分だけを支援することで、自立した生活を続けられるようにします。

たとえば、調理では材料を切る作業は職員が手伝い、味付けや盛り付けは利用者に任せるといった工夫を行います。

社会活動支援

介護が必要な状態になると、外出の機会が減り、地域や社会から孤立してしまうことがあります。社会活動支援は、そうした孤立を防ぎ、利用者が社会の一員として安定した生活を送れるよう支える業務です。

具体的には、地域のイベントや催しへの参加を促したり、趣味やサークル活動の情報を提供したりします。また、就労支援が必要な方には、働く場所や機会を紹介し、社会参加を後押しします。

レクリエーション

レクリエーションは、単なる遊びではありません。利用者の脳機能や身体機能の維持・向上を目的とした、リハビリテーションの一環です。

たとえば、手先を使う工作や折り紙は認知症の予防につながり、音楽や体操は身体機能の維持に役立ちます。季節の行事を取り入れたイベントでは、季節感を味わうことで、生活の質を高める効果も期待できます。

また、グループで行うレクリエーションは、利用者同士のコミュニケーションを促し、社会的な交流の場にもなります。

介護福祉士は、利用者一人ひとりの状況や興味に合わせて、適切なレクリエーションを企画・実施します。身体機能の状態を考慮しながら、無理なく楽しめるプログラムを提供し、利用者の笑顔や生きがいのある生活を支えます。

相談・助言

介護福祉士は、利用者本人だけでなく、家族に対しても相談対応や助言を行います。

具体的には、介護保険制度や要介護認定に関する相談、福祉用具の選び方や使い方の指導、介護方法のアドバイスなどがあります。また、家族が抱える介護の悩みや不安に寄り添い、精神的なサポートを行うことも大切な役割です。

チームマネジメント

介護福祉士には、現場のチームをまとめるリーダーとしての役割も期待されます。

具体的には、新人職員の教育や指導、業務の分担や調整、シフト管理、多職種との連携などがあります。医師、看護師、ケアマネジャーなどの専門職と情報を共有し、利用者にとって適切なケアを提供できるよう調整します。

チームマネジメントの経験を積むことで、将来的には主任や施設長といった管理職へのキャリアアップも目指せます。

社会福祉法人晋栄福祉会のような大規模法人では、複数の施設や事業所があるため、さまざまな現場で経験を積みながら段階的にスキルを高められます。また、グレードアップ研修などの教育制度により、マネジメントに必要な知識やスキルを体系的に学べます。

介護事務

介護事務とは、介護記録の作成や管理、報告書の作成など、事務的な業務全般を指します。

介護記録は、利用者の状態やケアの内容を正確に記録し、次の担当者へ引き継ぐために欠かせません。また、ケアプランの実施状況を確認したり、介護報酬の請求に必要な書類を整えたりする際にも重要な資料となります。

社会福祉法人晋栄福祉会では、見守りシステムなどのIT技術を導入し、事務負担を軽減しています。たとえば、センサーによる見守りシステムを活用することで、利用者の状態を効率的に把握でき、記録作業の時間短縮にもつながります。

これにより、職員は記録業務に追われすぎることなく、利用者と向き合う時間を確保しやすくなります。

施設・サービス別に見る介護福祉士の役割

介護福祉士の仕事内容は、勤務先の施設やサービスの種類によって異なります。

社会福祉法人晋栄福祉会では、特別養護老人ホーム、デイサービス、訪問介護、グループホームなど、多岐にわたるサービスを展開しています。

ここでは、主なサービス形態ごとの役割を整理します。

施設型の介護サービス

施設型サービスには、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどがあります。

特別養護老人ホームは、24時間体制で介護が必要な方が入居する施設です。食事や入浴といった基本的な身体介護に加え、看取りケアや重度の認知症ケアなど、専門的な対応も求められます。利用者の人生に深く寄り添い、その方らしい生活を支えられることが特徴です。

グループホームは、認知症の方が少人数で共同生活を送る施設です。家庭的な雰囲気のなかで、自立を支援しながら穏やかな生活を支えます。一人ひとりに向き合った丁寧なケアが求められます。

居宅型の介護サービス

居宅型サービスには、訪問介護やデイサービス、小規模多機能型居宅介護などがあります。

訪問介護では、利用者の自宅を訪問し、身体介護や生活援助を提供します。住み慣れた自宅で生活を続けたいという希望に寄り添うため、個別のニーズに応じたきめ細やかなサポートが求められます。

デイサービスは、利用者が日中に施設を訪れ、入浴やレクリエーション、食事などのサービスを受ける形態です。在宅生活を支えるとともに、家族の介護負担を軽減する役割もあります。

社会福祉法人晋栄福祉会では、これらの居宅型サービスを通じて、地域のニーズに応じた柔軟な支援を行っています。

障害者向けの支援施設

介護福祉士は、高齢者だけでなく、障害者向けの支援施設でも活躍します。

障害者支援施設では、身体障害や知的障害、精神障害のある方に対し、日常生活の支援や就労支援、社会参加の促進などを行います。高齢者介護とは異なる関わり方が必要になるため、自立支援や就労訓練といった専門性が求められます。

介護福祉士の仕事における1日の流れ

介護福祉士の1日の業務は、勤務先によって大きく異なります。

ここでは、代表的な3つの勤務形態における1日のスケジュール例を紹介します。実際の業務の流れをイメージする際の参考にしてください。

有料老人ホームの場合

有料老人ホームは、入居者の生活全般を24時間体制で支援します。早番・日勤・遅番などのシフトに分かれ、食事・入浴・排泄介助、レクリエーション、夜勤者への申し送りなどを行います。

【1日のスケジュール例】

  • 8:30 出勤、申し送り、引き継ぎ
  • 9:00 起床介助、朝食の片付け、口腔ケア
  • 10:00 入浴介助、体調チェック
  • 12:00 昼食の準備、食事介助
  • 14:00 レクリエーション、機能訓練の補助
  • 15:30 おやつ、見守り
  • 16:30 記録業務、申し送り
  • 17:30 退勤

有料老人ホームでは、利用者が施設内で生活しているため、朝から夜まで幅広い生活支援を行います。一人ひとりの生活リズムに合わせたケアが求められ、信頼関係を築きながら、その方らしい生活を支えられることが特徴です。

シフト制勤務が基本となり、早番・日勤・遅番などの勤務形態があります。

デイサービスの場合

デイサービスは、在宅で生活する利用者が日中に通う施設です。夜勤がなく日中のみの勤務となるため、ワークライフバランスを保ちやすい働き方ができます。

【1日のスケジュール例】

  • 8:30 出勤、準備、スケジュール確認
  • 9:00 利用者の送迎、出迎え
  • 9:30 健康チェック、バイタル測定
  • 10:00 入浴介助、レクリエーション
  • 12:00 昼食の準備、食事介助
  • 14:00 レクリエーション、機能訓練
  • 16:00 利用者の送迎準備、見送り
  • 17:00 片付け、記録作成
  • 17:30 退勤

デイサービスは日中のみの勤務となるため、夜勤がない点が特徴です。在宅で生活している利用者が通ってくるため、日々さまざまな方と関わることができます。

また、レクリエーションや機能訓練を通じて、利用者の心身機能の維持・向上を支援する役割もあります。明るく活気のある雰囲気のなかで働きやすい職場です。

訪問介護の場合

訪問介護は、利用者の自宅を訪問し、個別のケアを提供するサービスです。1日に複数の利用者宅を訪問するため、移動時間も業務の一部となります。

【1日のスケジュール例】

  • 9:00 出勤、訪問スケジュール確認
  • 9:30 利用者A宅訪問、身体介護、生活援助
  • 11:00 利用者B宅訪問、調理、掃除
  • 13:30 利用者C宅訪問、買い物代行、食事介助
  • 15:00 利用者D宅訪問、入浴介助
  • 16:30 事業所に戻る、記録作成、報告
  • 17:30 退勤

訪問介護では、一人ひとりの生活環境や希望に応じた個別のケアを提供できます。住み慣れた自宅で生活を続けたいという利用者の思いを支えるため、きめ細やかな対応が求められます。

また、直行直帰が可能な事業所も多く、柔軟な働き方ができる点も特徴です。

介護福祉士になる方法

介護福祉士の資格を取得するには、大きく分けて3つのルートがあります。
出典:一般社団法人 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 受験資格」

福祉系の高校に通う

福祉系の高校で所定の科目を履修し、卒業後に介護福祉士国家試験を受験するルートです。 高校在学中に介護の基礎知識と技術を学ぶため、早い段階から専門性を身につけられます。

養成施設に通う

介護福祉士養成施設とは、専門学校や大学など、介護福祉士を養成するための学校を指します。そこで2年以上学び、所定の課程を修了するルートです。
養成施設では、介護の理論と実践をバランスよく学べます。卒業後は国家試験を受験し、合格すれば資格を取得できます。
なお、2027年度以降に養成施設を卒業する方は、国家試験の受験が必須となります。それ以前に卒業した方は、卒業後5年間は試験なしで資格を保持できますが、5年以内に国家試験に合格するか、卒業後5年間継続して介護業務に従事する必要があります。

実務経験を積んで国家試験を受ける

介護施設などで3年以上、従業日数540日以上の実務経験を積み、介護職員実務者研修を修了したうえで、国家試験を受験するルートです。
このルートは、働きながら資格取得を目指せるため、社会人からのキャリアチェンジにも適しています。実務経験を通じて現場のスキルを身につけながら、段階的に資格取得を目指せます。
社会福祉法人晋栄福祉会では、資格取得支援制度やグレードアップ研修を充実させており、働きながらスキルアップを目指す職員をサポートしています。

まとめ

介護福祉士は、専門知識と技術をもって、利用者の生活を支える国家資格です。身体介護や生活援助、相談・助言、チームマネジメントなど、幅広い業務を通じて、利用者が自立した生活を送れるよう支援します。

社会福祉法人晋栄福祉会は、大阪・兵庫・奈良の各エリアで多数の介護施設を展開する大規模法人です。ノーリフティングポリシーにもとづくケアや、見守りシステムなどのIT導入により、職員の身体的負担を軽減しながら、質の高い介護サービスを提供しています。

また、グレードアップ研修やノーリフティング研修、資格取得支援など、研修制度も充実しています。一人ひとりが長く安心して働ける環境づくりに力を入れているため、介護の仕事に関心をお持ちの方は、社会福祉法人晋栄福祉会の採用情報をご覧ください。

社会福祉法人晋栄福祉会では、介護福祉士を含む介護職員の採用情報を公開しています。大阪・兵庫・奈良エリアにおける各施設の情報を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

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