2026.06.08
介護
高山ちどりに、海外取材(オランダ)が訪れました!

オランダ新聞社からの取材オファー
晋栄福祉会のホームページの『お問い合わせ』より連絡があり、オランダの新聞『デ・フォルクスラント』の取材を受けることとなりました。現在、同紙では日本(特に奈良県)における介護・福祉分野での外国人材の受け入れや活用に関する取り組みについて、特集記事の取材を進めているとのこと。
奈良県は、介護の現場における外国人職員の採用が、日本でもトップクラスであることで知られており、今回は、その取り組みを日本と同じく少子化や労働力不足で悩むオランダをはじめとする欧州に紹介しようというものです。中でも、晋栄福祉会については、外国人材の受け入れを積極的に推進し、またその職員への支援体制をしっかり構築している点に注目され、今回の取材申し込みに至った、ということでした。

取材までの調整・取材紙について
今回、初めての海外取材ということもあり、高山ちどり、(外国人職員に関する取材のため)グローバル戦略推進委員会、法人本部(企画)とも綿密に連携し、取材の詳細、提出頂いた企画書などを確認の上、事前の情報交換としてZOOMによる会議(4月10日)を行った上で、現地取材を受け入れることとなりました。
―デ・フォルクスラント紙企画概要―
⽇本では、現在ヨーロッパ社会でも起きているいくつかの重要な社会的変化が⾒られます。その一つが、ヨーロッパでも大きな議論となっている高齢化社会と移民の問題です。オランダにおいても近い将来、人口動態の変化により深刻な労働力不足に直面することが予想されています。
今回、デ・フォルクスラント紙では、介護分野における外国⼈労働者の受け⼊れに先進的に取り組む奈良を訪れ、⾼齢者施設、⾃治体への取材を通じて、その実態を明らかにするとともに、⽂化の異なる⼈々がいかに共⽣し、⽀え合えるのかという問いに迫りたいと考えています。
―デ・フォルクスラントについて―
デ・フォルクスラント(De Volkskrant)はオランダを代表する新聞媒体の⼀つ。オンラインユーザー数は約75万⼈/日、紙の購読者は約40万⼈。(https://www.volkskrant.nl/)
1919年にカトリック労働者向けの新聞として創刊され、現在は特定の政治的⽴場に立たない、国際志向の新聞へと発展。国外報道は最も重要な柱の⼀つとなっています。広範な特派員ネットワークに加え、定期的に記者が海外へ赴き、ニュース取材や特集プロジェクトを⾏っています。
取材詳細1(高山ちどりの紹介)
5月30日(土)、少し汗ばむ陽気で、雲一つない五月晴れでした。取材時間は10:30~12:00(前半)、休憩をはさみ13:00~15:00(後半)を予定していました。
オランダ取材陣は、時間きっかりに到着、本館で受付後、インタビュー会場である高山ちどり別館に案内されました。訪問者は、デ・フォルクスラント紙のマリイェ・フラスカンプ記者、日本代理人である森あらた氏、およびカメラマン高橋健太郎氏の3人、法人側は、鶴田統括施設長、藤井課長(本部・企画)他、成田副施設長や高山ちどりスタッフが出迎えました。



最初に、鶴田統括施設長から、高山ちどり(エリア)について、利用者定員・サービス内容・スタッフ数などの説明を行い、フラスカンプ記者からは、この施設が、奈良の他の施設と比べてどのくらい大きいのか、といった質問が為されました。施設長からは、高山ちどり・別館合わせて、特養100名という規模は、特別大きい訳ではない、ただし、ショートステイやグループホームを合わせた高山ちどり(エリア)全体としては、そこそこ大きな施設と言える、と説明しました。
また、外国人採用について、いつ頃、どのような経緯で始まったのかの質問には、理事長に先見の明があり、現在のような海外人材の受け入れが一般化する前から、EPA(広域経済連携協定)を利用した採用を始めていたこと、受け入れ後の資格取得に関する詳細、現在の主な採用ルート(リファラル採用の増加)などについて、説明しました。
取材詳細2(外国人職員インタビュー)
場所を移動して、外国人職員(2名)にインタビューを受けてもらいました。

最初に職員のプロフィールを訪ね、『なぜ日本に来ることを決めたのか(母国との賃金格差等)』、『施設の受け入れ態勢について』、『文化の違いへの対応は(エピソード等)』、『最近の日本の移民問題の議論について』、『将来の展望(永住・帰国)は』など様々な質問が行われました。職員からはかなり率直に回答が返されており、日本人だったら、遠慮して口が重くなるようなことも、フランクに返事しているのを見ると、これも国民性の違いなのかな、と感じました。
取材詳細3(利用者インタビュー)

再び席を移して、今度は外国人職員から、サービスを受ける立場の日本人(施設ご利用者)のインタビューが行われました。しっかり受け答えのできる3人の男女に待機頂いて、森氏の通訳により取材はスムーズに進みました。3人のプロフィール(元の職業など)を訪ねた後、外国人スタッフによるサービス提供をどう思う(評価)か、という質問に対し、「最初は違和感があったが慣れると問題ない」「習慣の違いがあり、いくつかの場面(入浴とか)で、困ることがあった」「日本人が足りないのでしかたない」「日本人より優しい」などの回答が為されました。ご準備し、ご協力下さいましたご利用者の皆様、ありがとうございました。
終わりに
今回のスケジュールでは、12:00~13:00に休憩(昼食)を予定していましたが、実際には前半が延びたため、休憩なしで取材(インタビュー)が続けられ、14:00くらいで全てのプログラムを終了しました。
今回の取材による記事(新聞)が、日本で読まれることはなく、内容について注文することはできませんが、数値や、明らかな間違いがあれば対応するとのことで、事前に原稿を見せていただける約束をしました。その際は内容チェックについて、関係各位のご協力をよろしくお願いいたします。




